「留学に興味がある。だけど、果たしてお金をかけてまで行く意味ってあるんだろうか?」
と、思っていながら「社会人短期留学(2ヶ月)」やってみた私の場合を書いてみます。

もくじ
短期の語学留学って意味あるの?
留学する前に色々調べていると、
「留学することが意味あるものとなるかどうかは、しっかり目標を持っていくかにかかっている」ということを目にしました。
留学にしっかりした目標は必要か?
でも私の場合は、突如留学を決めたし、自分の性格上、目標という制限のようなものがあると逆にうまくいかないだろうなと思っていました。だから、無理に目標を設定するようなことはしませんでした。
私の留学を決めた理由は、時間が取れたことと好奇心と冒険心でした。
とにかく
「留学してみたい」
「留学ってどんなんだろう?」
「海外で暮らすって、旅行とどう違うの?」
そんな思いでいっぱいでした。
だから、英語が話せなくて終わっても、友達ができなくて寂しくても、つまらない毎日を過ごしても、自分にとっては「留学を体験してみた」ということ自体を結果にすれば良いといった感じで決行しました。
でも留学するからには、できる限り勉強していきました。ある程度聞き取れないと行ってもつらいんじゃないかなと思います。単語だけでも何となくでも聞けるから、ちょっとは発言できる。そして、発言できると仲間に入っていきやすいです。
もし独学をしないで英語に興味もない学生時代に行っていたら、きっとちんぷんかんぷんだったはず・・・。
結果としてはちょっと自分探しみたいな感じ
目標を立てなかったからこそ、自由に動き回って結果として色んな自分を発掘できました。
オロオロした自分を見つけたり、いじけたり、怒ったり。あぁ、自分は小さい頃こんなんだったななんて思ったり。
それでも、自分探しを目当て(目標)に行くのはあまりおすすめしません。
なぜかというと、「自分探し」を目的にして留学した場合、自分を「探そう探そう」として結局自分が分からないまま彷徨ってしまう可能性もあるからです。そうなると、「目標の結果を出す=自分とは何かを知る」が得られないと目標達成にならないわけなので、帰国後モヤモヤしそうだからです。
「全力で留学気分を味わいたい!」みたいな心持ちで、自分の興味があるものに参加したり、行ったりすることで、結果としてその時々に自分が見つかるみたいな感じになると思います。
価値は後から見つければよし。
自ら行動した事自体が価値だから、それ以上の価値もみつけられるはず。
日本の自分と比較してみる
人の性格や行動は環境によって大きく影響を受けます。同じ人でも、置かれた状況や周囲の人間関係、文化、社会的な期待などによって、見せる性格や態度が変わることがあります。
もし、どういう自分か知りたくて留学するのであれば、日本の自分がなんなくやれていることを海外でもやれるのか、やれない時にどういう気分でどういう自分になっているのか、そういう風に自分を観察してみると面白いかもしれません。
言葉が通じるかどうか分からないところでも、今と同じ自分の様に振る舞う自分がいるのだろうか?
振る舞えない時は、自分はどうなるのだろうか?と。
若い子に混じる気持ち
最初は全然問題無いと思っていたのですが、どんどん若い子の成長スピードに圧倒され段々と比較してしまうようになりました。
自分とは違う世界にいるんだなって実感することも多かったです。
でも、だからこそ反対な自分の状況をいい意味で捉えることもできたり、むしろ自分の場合は社会に出た後で留学して良かったなと思うこともよくありました。
何よりも、世代や国を超えた人達との触れ合いができたことがとても楽しかったです。
慎重さを忘れずに
自分の反省でもあるのですが、留学する前にどんなに危険に気をつけようと思っても、長くいればいるほど日常の生活になってしまい気が緩んでしまいます。
これはどんな人でもそうじゃないのかなーと思います。なぜかというと、旅行と違い「日々の暮らし」になるわけなので緊張感を持ち続ける状態は考えにくいからです。
緊張してビクビクしながら生活していたら、生活自体がストレスでとっくにその場にいられないってことになります。
そんなわけで、生活に慣れていかないといけない以上、残念ながら緊張感は徐々に消えていきます。
だけどそこは海外。慣れたと思っても日本とは違う。まして短期だと良いところばかりが目について最初の「海外生活に対する不安=危険を察知する慎重さ」が少なくなっていきます。
だからこそ、定期的にしっかりと「日本とは違うぞ」と頭にいれておきましょう。
短期であればあるほど、時間がなくなることに焦って無理をしがちになりますが、時には慎重になるようにしてブレーキをかけるのも重要だと思います。