会社を辞めたい気持ちから留学を決めるまで

会社を辞めたい気持ちと、このまま続けた方がいいんじゃないかという気持ち。
その間で揺れていたとき、私は留学という選択肢を考え始めました。

「辞めたい」って言葉が頭に浮かんだのは、ある日の帰り道でした。

仕事に大きな不満があったわけじゃない。
でも「これが一生続くのか?」「このままこの会社で歳をとっていくのか?」「日本の会社は先行き大丈夫なのか?」


でも、本当に辞めていいのか?

頭の中では、辞めたい理由と辞められない理由が、堂々巡りをしていました。

そもそも満員電車がものすごく嫌だし、決まった時間に通勤なんてしたくない。これって好きな仕事じゃないからかな。意欲がないからなのかな。

「もっと好きなことを仕事にしたい・・・、でも何が好きなんだろ」

とりあえずブログは立ち上げてみたけど、専門家タイプでもないし、とにかく飽きっぽいから形にできない。

まだ、日々の紅茶とお菓子のことを書いてみているだけ。 何か自分の武器になるものはないかと、普段から気にかけているけどよく分からない。好きなことならずっと夢中で続けられるんだろうか。 この前読んだ本「週4時間だけ働く」の影響かもしれない。

そんな気持ちを抱えながら年を越して、新しい年になったある日やっぱり辞めようと決意しました。

会社勤めにまた疑問が湧いてきていて、ずっとモヤモヤっとした気持ちが続いている。

「決めた、やっぱ辞めよう」

明日言うぞ。

最初は旅行にでも行こうとしてたのに、ふと「留学」という選択肢が頭に浮かびました。
正直に言うと、それまでは遠い世界のことだと思っていたんです。
でも「今のままでいいのか?」という問いを繰り返すうちに、「一度外に出てみたい」という思いがだんだん大きくなっていきました。
お金は?語学は?帰ってきたらどうする?
不安の種は山ほどありました。でも思いついたままに飛び込んでみました。

なぜなら、今まで留学してみたいという気持ちが押し込められてたのにきづいたからです。

そして、会社を辞めるかどうかで揺れていた自分にとって、留学は「もう一度自分をリセットする方法」になり、全く後悔するどころか、とても大切な思い出になりました。

短い言葉で伝えれば、留学したことがよくいうような、日本との違いや触れ合いから自由な気持ちがわいたり、チャレンジしたり、そういうお決まりのセリフになってしまいます。

だからこそ、実際留学をしたことがない人が同じように私が感じた気持ちを体験できるような形に残したくて、本にしてみました。

留学を決めた時の迷いなどの感情を中心に、数年に渡りやっとまとめることができたので、興味がある方はぜひご覧頂けると嬉しいです。

留学を決める時の気持ちなどはエッセイの最初の章に書いていて、
試し読みページの80ページくらい読めるようになっています。

本当は留学の内容を試し読みにできたらよかったのですが、400ページの長編となったため、最初の留学準備期間だけの試し読みになっています。(Kindle本では自動的に20%くらいの前半が試し読みに設定されます)

最初は留学に至るまでの内容をプロローグや「はじめに」で短く載せることを考えていたのですが、エッセイで伝えたかったのは自分の揺れ動く心だったのと、準備していた時からが留学の始まりだったという実感があったから簡略しない形にしてみました。

この本を読んで、留学を迷っている方に何かしらの行動のキッカケになったらとても嬉しく思います。

思いつき留学、たった2ヶ月の大冒険!