台北旅行で苦手な香りが見つかった

普段から苦手な料理が多い私は、海外旅行に行くと現地のものが食べられなくて困ることが多い。

日本で食べる中華料理は好きな料理の部類に入るのに、本格中華になればなるほど苦手になる。

それは香りのせい。

チャーハンなんて大好きなはずなのに、チャーシューが本格中華ほど八角の香りがきいている。パクチーほど食べられないわけではないけど、かなり無理しないと食べられないくらい苦手な香り代表格。

むしろ、八角さえ避ければ大丈夫なのかと思っていて、本格中華屋さんでは八角入っているか確認するようになった。

それなのに、八角なしの料理でもなぜかダメだ!ってなる香りがあって、でもそれが何かが分からないから避けるのもできないし困っていた。

そして、台北旅行をしてもしかしたらコレか?!というものを発見した。

なんとそれは、椎茸などのキノコ類。

普段は椎茸も干し椎茸も平気で、むしろ生椎茸は好きな食材。舞茸もよく食べるし、餃子にも入りたりするくらい好き。

なのに、台湾のドライ椎茸、舞茸を食べた時、「ウッ、苦手なあの匂い」となってしまった。

お茶屋さんで試食したものだったから、香りがついているのか確認することができたのだけど、ただの椎茸を乾燥させたものだという。なんと!!苦手なのは好きだと思っていたキノコ。

そういえば、干し椎茸は体調がよくない時に出汁をとっていると少し気分が悪くなる時がある。

おまけに調べてみると、台湾の椎茸と日本のは香りの成分も違うし栽培方法も違うらしい。日本のより香りが強いみたい。

そもそも台湾にきて、コンビニの入り口から漂う強烈に苦手な匂いを発見していて、「あーこれ台北名物の唐揚げ(ジーパイ)についているあの甘い香りのやつだー」って調べたら、

五香粉(ウーシャンフェン)という苦手な八角とシナモン、クローブ、フェンネル、花椒(または山椒)が混ざったスパイスで甘い香りがついているらしいことを知った。

これがほんっとに苦手。特に甘い香りで甘くない味になっているのが気持ち悪い。甘ジョッパい味ならまだいけるかもしれないけど、香りだけ甘いのが嫌なのかも。

だって、八角はスターアニスともよばれ、実はチャイに使われるんだけど、紅茶に使うのは平気なんだよね。

もしかするとお肉に八角が嫌なのかも。それで、このウーシャンの香りが乾燥椎茸を食べた時にしたもんだから、

これウーシャン入ってる?

って聞いた。店員さんは笑って、ただの椎茸という。なるほどそうか、台湾のと日本のは違う香りらしい。よく麺類などに入ってる餡みたいなのも椎茸が刻んであったりするからそういうのにも苦手な香りが潜んでるのかもしれないなぁ。