マーケティング/消費者の視点,  ライフ

ドーナツ無料でどんな利益が出るのか考えてみた

こんにちは^^
あんちょびです。

今日もミスドに行列が出来ていました。
そう、ソフトバンクユーザーへのドーナツ2個相当無料クーポンの影響です。
http://www.softbank.jp/sbnews/entry/20161013_01
私もソフトバンクユーザーで、このクーポンが届きます。(と言っても、最近来るように設定したので今回初めて届きましたー。)

こんな感じ。

20161209111718.png

「わーい」って思いつつも、「無料と言っても牛丼とかと違って(過去には吉野屋の牛丼無料もありました)、ドーナツ1個だけ他に何も買わずにいるのも何だか気まづくなって、結局他にも買うことになるっていう寸法なんだろうな」とか思っていました。

それでもすごい行列が出来ていて、「皆よく並ぶなあ。まあ、ドーナツ好きなんだろうな、元々買おうとしている人にとっては、1個おまけになるだけでも嬉しい人もいるだろうし。」などと思っていました。

ところがところが、よく見ると、12月のクーポンは250円分のチケットとなりますと記載があり、ドーナツ以外にも使えるらしいし、噂によると持ち帰りも出来るということが分かり、
「クーポンからの相乗効果によるドーナツや、サイドメニューの売り上げによる利益は、どれほどあるのかな?」と思っていました。

無料クーポンが引き起こす消費者の気持ち

2週目の今日、再度行列を見て思いました(12月の毎週金曜が対象のクーポン)。

ミスドはドーナツの売り上げを目的としていないんだと。
全ては広告です。

中途半端にやっても意味がなかったんです。
例えば、よくある、半額クーポンなどでは行列になるか?おそらくここまではならない。
無料で、しかも大手のドーナツ2個相当の金券、持ち帰りもできるとなれば、行列は間違いない。
毎週行列のインパクトはやっぱりでかいんです。

色んな歩行者からの注目

通りかかる人にダイレクトにインパクトを与える行列。行列ができるのは店側にとって良いことであることは明らかですが、この場合はどんな思いを引き起こすか想像してみました。

クーポンを知らない人が見た場合

「何だろう何だろうあの行列。えミスド今日安いの??にしてもあの行列は何?!」という感想が引き出せそうです。現に吉野屋の時はクーポンの存在を知らなかった私は、一体何事かと思いました。

クーポンの存在を知っている人でソフトバンクユーザーではない人が見た場合

「あー、あのソフトバンクのやつね。いーなーと思ってもそれのためにわざわざ機種変する人いるのかな」とか、
「まあ、本当に毎月利用価値あるクーポンが続けば他社との比較もできるだろうけどね」とか、
「どうせすぐ、ドコモもauも似たようなクーポン出すでしょ。」とか思ってそうです。

クーポンを持ってる人でドーナツには興味がない人

「今月はドーナツか。来月は何かな。」とか、「どんなクーポンが欲しいかアンケートとってほしいよな。」とか、そういう思いをネット上にあげたりすれば、ユーザーがどんなサービスを求めているか知る手がかりを引き出せるかもしれません。

クーポンの有無にかかわらず

「意外とソフトバンクユーザーいるんだな。」とか、「普通にドーナツ買いたい人が迷惑だー。」とか迷惑がる人だっているでしょう。でも、迷惑がるっていうことは、原因を知ってる人で広告効果が効いてる証拠だし、知らない場合は誰かに文句を言ったりなんかして、原因を知ることになり、結局はその人に対して宣伝したことになるのです。

クーポンを持ってる人で並ぶつもりがなかった私の場合

先週は私、あまりの行列に目を奪われたのですが、「並んでる人も無料クーポンで並んでるってあんまり見られたくないよね。」とかって思っていたけど、そうではないかもしれない、むしろ、

『「どう?いいでしょ。私達はクーポンがあるのよー。持っていない人は可愛いそう、ソフトバンクでラッキー。」って思われてるかもしれない!違う、違うのよ、私もクーポン持ってるもん、悔しくなんかない!!私だってドーナツもらえるんだからぁー・・・ 』と、

ミスドの前でお土産袋に入ったドーナツを食べている学生達を横目にそんな心の叫びをしながら、こう思いました。

まさに、ソフトバンクは、ユーザーだけの優越感を抱かせることに成功していると。

各社が与えるイメージ

まず、無料クーポンを発行したミスド。
無料にする太っ腹なイメージを与えます。
太っ腹で余裕がある会社は好感度が上がります。社会貢献としての募金とかもそうです。

そして、ソフトバンクは競合他社との差別化をし、サービスの向上を行っているというイメージ。
また、家族割りや学割みたいに仲間意識をもたせて囲い込みんでいるイメージ。

もう一つ、良いか悪いかは置いておいて、ミスドとソフトバンクが仲良しというイメージも与えます。


そういったイメージも全てマーケティングの一環だと思います。

そして、そもそも気になっていた、ミスドの無料クーポンから得られる売り上げというのは0でもよく、とにもかくにも、広告・宣伝に支払ったと思えば、クーポンからの相乗効果でドーナツやサイドメニューが売れなくてもいいんですよね。

ソフトバンクがミスドに無料ドーナツの金額を払っているのか、お互い完全共同出資なのかは分かりませんが(ミスドが払っているかもしれませんし)、双方にメリットがあるのは間違いないですね。