BlenderとKritaの連携方法

BlenderとKritaの連携方法

Blender標準のテクスチャーペイント機能では物足りないと感じてる人におすすめ!無料のペイントソフトKrita(クリータ)とBlenderの連携方法を紹介します。Blenderのテクスチャーペイント機能でもブラシテクスチャーストロークをカスタマイズしたり工夫すれば勿論使えるのですが、やはりペイントについてはペイントソフトの方が機能豊富で表現の幅がひろがります。

Kritaの準備

Kritaのサイト

Krita は無料で、オープンソースのペイントプログラムです。公式サイト(https://krita.org/ja/)からダウンロードしインストールしておきます。

Blenderでの設定

blenderとKritaを連携するには、イメージエディタに指定しておく必要があります。
Edit > Preferences > File Paths > Applications のImage EditorにインストールしたKritaのプログラムを指定します。

イメージエディター
イメージエディター

連携の仕方

テクスチャーペイントタブに移動

テクスチャーペイントタブ
テクスチャーペイントタブ

テクスチャーのセット

Texture Slotsの「+」ボタンを押して新規テクスチャー作成。サイズ

Texture Slots01
Texture Slots01
Texture Slots02
Texture Slots02
Texture Slots03
Texture Slots03

シェーディングのフラット化

blenderの絵をKritaにもっていった時の色はビューポートの色になりますから、影がついていると着彩の邪魔になります。よってビューポートで影がつかないように設定します。
下図のとおりビューポートシェーディングをフラットにします。

ビューポートシェーディング01
ビューポートシェーディング01
ビューポートシェーディング02
ビューポートシェーディング02
ビューポートシェーディング03
ビューポートシェーディング03

blenderを一旦保存する

一旦blenderファイルを保存します。理由はKritaでペイントした後保存した時、中間ファイルがblenderファイルと同じ場所に保存されます。blenderと行き来する度に中間ファイルが増えるため、専用のシーンフォルダを作成したほうが良いと思います。

blenderファイルの保存
blenderファイルの保存

Kritaへの移行

3D Viewport > Tool > Options > External のQuick Editを押す。Kritaはあらかじめ起動させておいてもいいですし、起動していなければQuick Editを押すと起動します。

Quick Edit
Quick Edit

Kritaでペイントして保存。Kritaの中間ファイルがblenderファイルと同じ場所にできる

Kritaでペイント
Kritaでペイント
Kritaで保存
Kritaで保存
Kritaの中間ファイル
Kritaの中間ファイル

blenderに戻る

blenderに戻ってApplyボタンを押すとKritaでペイントしたテクスチャーが反映されます

Applyボタンを押す
Applyボタンを押す
blenderに反映

以上

完成

finish
finish

長々と説明しましたが、やってみると簡単ですので是非試してみてください