単語や文章を入力するだけでAIがアート作品を作ってくれる画像生成AIが流行っています。今回はそのAIを利用したiOS用のアプリを紹介したいと思います。使いやすさ、絵のクオリティの2点を重視して評価いたしました。アプリについては、本記事を書いた以降も機能などアップデートされている可能性があるので、あくまで参考としてお読みください。気になるアプリがありましたらリンクを貼ってますので、実際に公式サイトを見てくださるのが良いと思います。
AIで生成した画像集「Artificial Images Midjourney / Stable DiffusionによるAIアートコレクション 」も出版されているようです。この本では生成時に入力したテキスト(プロンプト)も収録されているので、自分で作る時の参考にもなると思います。
もくじ
AI Genie – あなたのデジタルアーティスト
AI Genie – あなたのデジタルアーティストのダウンロード
- 特徴:テキストテンプレートがあり文字の打ちかえで高クオリティの画像が作れる
入力欄に「あなたの想像を入力してください。」と日本語で書いてるので、日本語対応かなと思いきや、生成は英語じゃないとイメージ通りの画像はできない様子です - 料金:基本無料。生成は動画広告を見る必要あり。
- 使用方法:テキストを入力後、アートスタイルを選択して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:512(pixel)×768(pixel)※wonderの透かしが入ります
- 所感:とても良い。無料版だと広告視聴が必要なところが若干マイナスですが、絵のクオリティが高いのと、何よりテキストテンプレートが充実しているので、魔法の言葉の勉強にもなるところが非常に良いのですが、生成サイズが少し小さめなので、評価は星4としました。
- おすすめ度:★★★★☆
AI Genie – あなたのデジタルアーティストで作ってみた
ワンダー – AIアートジェネレーター
- 特徴:日本語入力できる。アートスタイルが比較的多い。バージョンアップにより人物をアニメイラストに変換する機能が追加されました。
- 料金:基本無料。生成は動画広告を見る必要あり。
- 使用方法:テキストを入力後、アートスタイルを選択して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:1024(pixel)×1024(pixel)※wonderの透かしが入ります。画面縦横比を1:1、2:3、3:2から選べます
- 所感:縦横比が選べるのとアニメイラストモードが追加されて良いですね。
- おすすめ度:★★★★☆
ワンダーで作ってみた
Dream by WOMBO – AI Art Tool
Dream by WOMBO – AI Art Toolのダウンロード
- 特徴:アートスタイルが豊富。参考画像を用意するば構図を指定できる。
- 料金:基本無料。一部のアートスタイルは有料。生成画像を有料でプリントアウトするサービスあり。
- 使用方法:テキストを入力後、アートスタイルを選択して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:1080(pixel)×1920(pixel)
- 所感:画像生成に広告を見る必要がない。アートスタイルも無課金でも十分な量があります。
- おすすめ度:★★★★★
Dream by WOMBOで作ってみた
AIピカソ – AIお絵描きアプリ
- 特徴:日本語入力できることと参考画像を用意するば構図を指定できる。写真に一言ボケるサービス「bokete」とコラボし、「AIが考える◯◯でボケて」とコラボ中です
※「Stable Diffusion」というAIを使って画像生成しています。 - 料金:基本無料。再生成は動画広告を見る必要あり。
- 使用方法:テキストを入力後、アートスタイルを選択して生成ボタンを押すだけ。簡単です。
- 生成サイズ:512(pixel)×512(pixel)
- 所感:使いやすいが、ワードに沿った絵にならない印象。例えば「空を飛ぶ未来の電車」で生成したのに地上のレールを走ってたりします。アプリ内で行なっている翻訳がいまいちなのかも。英語で入力した方がいい結果になります。生成サイズが小さめなので、アイコンなどに向いてると思います。アートスタイルが少ないのがマイナス点。
- おすすめ度:★★★★☆
AIピカソで作ってみた
AI イラスト – Uni Dream
- 特徴:テキスト入力の絵画が作れるのとは別に、幾何学模様も生成できる機能がある
※「DALL・E2」というAIを使って画像生成しています。 - 料金:無料生成は回数制限あり。制限に達すると左上のBONUSボタンから広告視聴で1日5回まで生成できます。
- 使用方法:生成方法が5種類あります。
①テキストからアート生成、②画像を任意のスタイルに変換、③画像の1部分(マスクされた箇所)を再描画、④用意された動画を組み合わせてアートを作成、⑤いろんなパラメータを変えて抽象アートを作成、の5つ - 生成サイズ:基本1024(pixel)×1024(pixel)選んだ縦横比によって変わります
※無料版はUniDreamの透かしが入ります - 所感:絵のクオリティが高めという印象。また生成モードが5種類あるのもいいですね。
- おすすめ度:★★★★★
AIイラスト-Uni Dreamで作ってみた
TyPaint – You Type, AI Paints
TyPaint – You Type, AI Paintsのダウンロード
- 特徴:完全無料の珍しいアプリ
- 料金:無料。アプリ内課金なし。
- 使用方法:テキストを入力後、アートスタイルを選択して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:384(pixel)×512(pixel)
- 所感:画像サイズが小さいのが難点ですが完全無料なのが嬉しい。スマホの壁紙作成に使えると思う。
- おすすめ度:★★★★☆
TyPaint – You Type, AI Paintsで作ってみた
starryai – Create Art with AI
starryai – Create Art with AIのダウンロード
- 特徴:1度に4枚もしくは8枚生成できます
- 料金:1日に5回まで無料。午後9時に5回分のチケットが復活します。
- 使用方法:テキストを入力後アートスタイルを選択し、4枚か8枚を指定して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:512(pixel)×640(pixel)
- 所感:1度に4枚または8枚生成できるのが良い。アートスタイルが豊富なのもいいと思います。
- おすすめ度:★★★★☆
starry – Create Art with AIで作ってみた
Dawn – AI Generated Art
Dawn – AI Generated Artのダウンロード
- 特徴:サイズを縦長、横長、正方形を選べます。また1度に4枚生成できます。バージョンアップによりAI Avatarというモードが追加されました。
- 料金:以前は無料で使用できていましたが、完全有料になりました(3日間の無料お試しはあります)
- 使用方法:テキストを入力後縦横比を指定して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:1024(pixel)×1536(pixel)、1024(pixel)×1024(pixel)、1536(pixel)×1024(pixel)
※dawn aiの透かしが入ります - 所感:動画広告の視聴なしで生成できるのが非常に良い。他のアプリにはあるアートスタイルが無いので、○○風にしたいという場合はテキストで指定する必要があります。透かしが入ってしまうのが惜しい。また生成画像に作成時のテキストを入れるか入れないか選択できます。
- おすすめ度:★★★★☆
Dawn – AI Generated Artで作ってみた
AI Art Generator – Diffusion
AI Art Generator – Diffusionのダウンロード
- 特徴:アートスタイルが比較的豊富。
- 料金:基本無料。生成は動画広告を見る必要あり。
- 使用方法:テキストを入力後、アートスタイルを選択して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:512(pixel)×512(pixel)
- 所感:生成画像サイズが小さいのが残念。
- おすすめ度:★★☆☆☆
AI Art Generator – Diffusionで作ってみた
Synth: Wonder Art Generator
Synth: Wonder Art Generatorのダウンロード
- 特徴:生成画像サイズが大きい
- 料金:基本無料。生成は動画広告を見る必要あり。
- 使用方法:テキストを入力後、アートスタイルを選択して生成ボタンを押すだけ。
- 生成サイズ:2048(pixel)×2048(pixel)※SYNTH.RUNとプロンプトの透かしが入ります(アカウント登録で消せるようです)
- 所感:アートスタイルが非常に多くカテゴライズされている点が良い。アートスタイルが最優先されるようで、風景用のテキストを入力しているのにキャラのアートスタイルを選択すると生成画像はキャラになります。仕組みが良くわかりません・・・
- おすすめ度:★★★☆☆
Synth:Wonder Art Generatorで作ってみた
「Stable Diffusion」「Midjourney」などの画像生成AIが流行ってます。少ない単語数でも画像生成できるが、単語数が多く情報を増やした方が、よりイメージ通りの画像が作れると思います。今回紹介したアプリの評価は、あくまで私の主観で書いてますので個人差はあると思います。アプリ以外にもブラウザやDiscodeでもAI画像生成できるサービスがあります。