Blenderでボーンウェイトを別のモデルにコピーする方法

データ転送モディファイア―適用図

概要

Blenderで、あるモデルから別のモデルにデータ転送モディファイアーを使用して、ボーンウェイトをコピーする方法を紹介します。トポロジーが同じ場合と異なる場合で設定する項目が変わります。

手順

準備

ウェイト付けしたメッシュを用意。

ボーンウェイトモデル
ボーンウェイトモデル

ウェイトをコピーしたいモデルを用意

ウェイトをコピーしたいモデル(トポロジーが同じ)を用意する。ボーン名はコピー元と同じにしてください。普通に複製すれば同じになっています。
コピーしたモデルの位置ですが、コピー元と同じでも異なっていても問題ありません。参考画像では見えやすくするためにX軸に移動しています。

ウェイトコピーするモデルとボーンの準備
ウェイトコピーするモデルとボーンの準備

コピーしたいモデルにウェイト付け

ウェイトをコピーしたいモデル、ボーンの順にSift選択して”Ctrl+P”を押し”空のグループで(英語版だとWith Empty Groups)”でモデルをボーンに関連付ける。ウェイトはゼロで頂点グループにボーンのリストがつくられます。

ウェイトコピーしたいモデルを空のグループで関連付け
ウェイトコピーしたいモデルを空のグループで関連付け
頂点グループ
頂点グループ

データ転送モディファイアーを適用

ウェイトをコピーしたいモデルを選択し、”データ転送”モディファイアーを適用し、アーマチュアと順番を入れ替えます。


モディファイア―の順序入替
モディファイア―の順序入替

データ転送モディファイアーの設定

1.ソースはコピー元のモデルを選択
2.頂点データにチェックをいれる
3.頂点グループを選択
4.マッピングはトポロジーを選択(トポロジーが同じモデルの場合)


データ転送モディファイアー設定(トポロジーが同じ場合)
データ転送モディファイアー設定(トポロジーが同じ場合)
データ転送モディファイアー適用図(トポロジーが同じ場合)
データ転送モディファイア―適用図(トポロジーが同じ場合)

トポロジーが異なるモデルの場合

トポロジーが異なるモデルの場合はモディファイア―の設定が異なります。

ウェイトコピーするモデルとボーンの準備(トポロジーが異なる場合)
ウェイトコピーするモデルとボーンの準備(トポロジーが異なる場合)

1.モデルの参照方法をグローバルとローカルの切り替えボタンです。コピー元と異なる位置にある場合はオフにします。マッピングをトポロジーにする場合はどちらでも問題ありません。
2.マッピングを最近接面の補完に設定

データ転送モディファイアー設定(トポロジーが異なる場合)
データ転送モディファイアー設定(トポロジーが異なる場合)

最近接面の補完は、コピー元のポリゴン面に近しい面を探してウェイト付けしてくれるマッピングです。きれいにウェイト付けしてくれる場合もあるのですが、今回の例では上手くいってないので、一旦モディファイア―を適用して調整する必要がありますね。


データ転送モディファイアー適用図(トポロジーが異なる場合)
データ転送モディファイアー適用図(トポロジーが異なる場合)