私はワーホリには「行ってない」けれど、社会人になってから短い期間の留学を経験しました。
「行ってみたい気持ち」と「踏み出すのが怖い気持ち」や、「社会経験を積んでいく方がいいか」について、自分が感じたことをまとめてエッセイにまとめているのでそこから引用して伝えてみたいと思います。
少しでも迷われている人の参考になったら嬉しいです。
もくじ
社会人語学留学というのもアリ
私は英語にも海外にも全く興味がなく、社会人になって初めてそれらに興味を持ち、「ワーホリ」の制度について調べることになりました。
そして、すでにワーホリビザが取得できない年齢になっていることを知りました。そもそも留学とワーホリなるものがどう違うのかを知らなかった時は、学生が行くものがワーホリくらいのイメージでしたが、実際に留学を本格的に実行しようと思ったら、このワーキングホリデービザ(通称ワーホリ)がどれほど魅力的なものかを知りました。
ワーホリビザは「観光」「就学」に加え、「就労」が組み合わさった、かなり自由度の高いビザです。この中でも特に注目したいのが「就労できる許可がある」ことです。
もし、社会人になって留学しようと思う人はきっとすでに仕事の経験があるからこそ、「海外でも働いてみたい」という気持ちが芽生えやすいでしょう。実際に私はそうでした。だからこそ、就労の許可もあるって相当すごいなって思いました。一生懸命、職を得る努力をしたとしても許可がなければそもそもその土俵に立てないからです。
“「ワーホリ」という言葉を聞いたことはもちろんあったけど、学生の頃はちっとも興味がなかったから、それがかなり恵まれていることだって今回初めて分かった。そんないい制度だったのかって。”
思いつき留学、たった2ヶ月の大冒険!
ちょっとでも日本以外のところで働いて収入を得る経験というのは、やったことがない私にとって憧れの存在となりました。
“もし完全に日本語ばっかの職場だったとしても、「海外で収入を得る」ことができる経験というのは、とってもすごいことだと思うな。まず、ワークビザがないと話にならないもんね。”
思いつき留学、たった2ヶ月の大冒険!
じゃ、ワーホリに行けるなら行った方がいいのか?
そんなにお得なワーホリ。やっぱり行ける環境にあるのならその特権を使うといいんじゃないのかなと思います。もし、語学学校に行って、〜大学に行って、〜に就職してみたいなはっきりとした進路みたいなものを求めている場合は違うのかもしれないのですが、単純に「海外への憧れ」とか、「多様性を知りたい」とか、「日本を出てみたい」とかそういうふんわりしたものでなんとなくというのであれば、ワーホリは行けなかった自分にとってはとても良い制度だと思います。
だから特に、「絶対行きたい、すぐ行きたいくらいだ、でも周りが反対して・・・」みたいな自分の気持ちがはっきりしている人は、ぜひチャレンジしてみてください。なぜなら、自分で決めたという主体性がある行動はどんな結果になっても後悔しない可能性が高いからです。
逆に、周りの意見をきいて行動した場合には「やっぱり行っておけば・・・」という後悔につながりやすいです。
ただ、学生か新社会人かの2択で迷っている人の場合は、とりあえず社会人になって3年くらい仕事をやってみてから、ワーホリの年齢に間に合うくらいに行くという選択肢もあると知っておくといいのかなと思います(ワーホリの年齢制限は、その時によって変わる可能性があるので注視しておきましょう)。
なぜかというと、ワーホリを利用できなかった私は悔しいと思いながらも、結果自分にとっては最適な短期の社会人留学になったと実感できたからです。
社会人になると、ただ仕事を覚えるだけじゃなくて、世代も価値観も違う人とやりとりする中で、相手に合わせて伝え方や距離感を調整する力が自然と身についていきます。
こうした「空気を読む力」や「相手の立場を想像する力」は、海外で言葉が通じにくい場面でも、不思議と助けになってくれたりします。
それは他の国の子でも同じようで、実際私は社会人になって留学してきた子達と自然と仲良くなれました。それこそ空気感が同じで、自分と同じようにカナダを気に入って、ここで働いてみたいと悩んでいたり、なんとなく通じるものがあったりして勇気づけられました。
“留学前は「悔しいわー」と思っていたけど、なんだかんだ自分にとっては今の留学がベストだったのかなと思うようになった。”
思いつき留学、たった2ヶ月の大冒険!
それにもし本当に働きたいと思ったとしたら、ワーホリよりも回り道になるしお金もかかるけど開けない道ではないです。
私の場合はそこまで意欲がわかなかったし、ネットでなら英語を使った仕事を探すこともできる時代になってきてるなという見方もしていたのもあり、その後は引き続き独学で英語を楽しんでいる程度です。
結局、自分で決めて、自分で調べて行動する
良い意見も悪い意見もどちらもあります。その中で、「自分が決めた」という覚悟さえあれば、どっちでもいいと思います。
自分にとってはこれが最善だった、今がそのタイミングだったと思えるほど、自分で決めて自分で行動したことには充実感が伴うんだと思います。
私の場合は、会社員の経験が長くなってきて、ふとそのまま会社にいていいのかなって思ったり、なんとなく不安だったりし、会社を辞めることしたのがキッカケでした。
「旅行ついでに留学を」みたいな軽い気持ちが一気に留学への思いに変わっていき、たった2ヶ月ですがカナダに語学留学することに挑戦できました。
きっかけはそんな思いつきのようなものでも、行くとなれば沢山調べたり、現地でも何度も何度も自分と対話して過ごしました。そのおかげで、今ではとっても大事な思い出となり、留学が特別な結果を出すとか出さないは関係ないんだなと実感しました。
もちろんいく前には海外で暮らす怖さなんかも感じました。日本とは治安状況も全然違う海外。命を落とすことなく帰ってくるために、しっかりと調べられることは調べておこうと思いました。そうして、行動しているうちに怖さが徐々に「行くぞ」という気持ちに変わって行ったのを覚えています。
“でも、「怖いかもしれないから、留学をやめよう」とは思わない。むしろ、安全に生活できるようにもっと調べたくなってきた。 もう気分はカナダにいるつもりでいっぱいだ”
思いつき留学、たった2ヶ月の大冒険!
冒険が待っている
最後に、ワーホリは限られた人だけの貴重な制度です。ぜひ、何度も調べて自分で決めて、楽しい冒険(ワーホリまたは留学)をいつかしてみてください。
そしてもし、留学しないと決めたなら私が書いたエッセイ本でなんとなく体験してもらえたら嬉しいです(^^)→amazonでちょこっと試し読みができます。思いつき留学、たった2ヶ月の大冒険!