金沢に2泊するなら、能登の方まで電車で行くこともできますよ。ドライブではなく、電車しか候補がない人の金沢-能登旅行にむけた導入向けの記事です。※2023年4月現在の情報です
もくじ
金沢駅について
石川県の「金沢駅」は、「JR西日本(西日本旅客鉄道)」と「 IRいしかわ鉄道」と「北陸鉄道」の3つの鉄道が乗り入れています。能登に行くにはまず、IRいしかわ鉄道を利用します。
新幹線に乗ってきた方はJRでなく、IRに違和感があるかもしれません。Ishikawa-RailwayのIRなので略していう時は注意しましょう。
金沢からはまず七尾をめざす
「金沢」駅から電車で能登方面に行くには、まず「 IRいしかわ鉄道」で「七尾駅」を目指します。
その後「能登の中心になる駅」から観光スポットへ行くイメージです。
七尾に電車で行くには3パターンあります。所要時間でいうと特急が30分ほど早く普通列車(または花嫁のれん)よりも到着します。
IRいしかわを利用して普通列車
一番安く行くには、IRいしかわ鉄道線の普通列車を利用します。
「津藩」駅から七尾線に切り替わります。途中は降車不要です。
所要時間:1時間30分ほどで七尾に到着
運賃:1230円
観光列車の「花嫁のれん」
楽しく観光気分を味わいたいなら「花嫁のれん」がおすすめです。花嫁のれんは「女性の幸せを願う列車」として、「JR西日本」および「IRいしかわ鉄道」が運行している特別急行列車です。
金沢~和倉温泉を走り、車内で食事を楽しむこともできます。
※食事の申し込みは「tabiwa by WESTER」からのみになります。
土日や祝日を中心に運行されています。
運行日は変更になりますので随時公式ページで確認しましょう。
所要時間
1時間20分ほどで七尾に到着
料金
食事の申し込みをしないのであれば、特急列車の指定席で行くのと同じ料金です。時間に余裕があるのであればこちらで優雅に行くと楽しめますね。
通常期は2,720円 (運賃は1230円、指定特急券1,490円)
GWなどの繁忙期は3,120円 (運賃は1230円、指定特急券1,890円)
※特急指定料金は最繁忙期や閑散期で料金が異なります。
際繁忙期は通常期よりプラス400円、繁忙期は通常期よりプラス200円、閑散期は通常期よりマイナス200円です。
最繁忙期に特急の普通車指定席をご利用の場合、通常期の指定席特急料金に400円増し、繁忙期は通常期の指定席特急料金に200円増し、閑散期は通常期の指定席特急料金から200円引きとなります。
JRおでかけネット: シーズン別の指定席特急料金 23’/09/22確認
予約方法
乗車日の1カ月前の10:00から、下記のオンラインまたは全国のJRの主な駅のみどりの窓口または主な旅行会社で購入できます。JR西日本の電車ですが、実はJR東日本の予約サイト「えきねっと」でも予約ができます。
特急列車
「能登かがり火」と「サンダーバード」は、「JR西日本」および「IRいしかわ鉄道」が運行している特急です。
1時間弱ほどで七尾まで到着します。指定席で行く場合は「花嫁のれん」の食事なし料金と同じになりますが、早く着くのが利点です。指定席の他、自由席もあります。
料金
指定席の合計金額:2,720円(運賃:1230円 指定席券:1,490円)
自由席の合計金額:2,190円(運賃:1230円 自由席券:960円)
※GWなどの繁忙期は指定席券が1,890円になります。
予約方法
能登の中心になる駅
利用する電車は「のと鉄道」です。終点は「穴水 あなみ」駅で、そこから先は電車がありません。残念ながら、電車1本で観光スポットの「白米千枚田」まで行くことはできません。
始発駅の「七尾(ななお)」
のと鉄道の始発駅「七尾」は、和倉温泉(わくらおんせんえき)駅まではJR西日本との相互運転区間となっています。
国内外の海上輸送にとって重要な港湾(重要港湾に制定されている)である「七尾港」を中心に栄えてきた町です。1駅で「和倉温泉」に到着します。
「穴水(あなみず)」駅
穴水駅は別名「まいもんの里駅」として親しまれています。「まいもん」とは能登弁で美味しいもののことを指します。ここから先の奥能登地区は、まいもんの宝庫ということです。
「穴水」駅の売店
穴水駅の隣接したところに穴水町物産館「四季彩々」があります。能登のお土産品や伝統工芸品をはじめ、のと鉄道グッズ等を販売しています。
電車はここまでしかないので、それより先の観光地に行く場合は路線バスを利用しましょう。
北陸鉄道の北鉄奥能登バス(輪島・門前・珠洲・能登・能登空港方面)
電話(0768)22-2311
穴水駅から路線バスで行けるところ
輪島市ー朝市、輪島塗、千枚田、総持寺
珠洲市ー見附島
能登町ー恋路海岸
例えば金沢から白米千枚田まで行く場合
金沢から千枚田に行くには金沢駅から輪島特急線のバスに乗って輪島まで行き、そこから路線バスに乗り換える方が王道のようです。ただ、これだとバスの中で2時間以上も過ごすことになり、鉄道好きには物足りないです。
電車でなんとか行く場合、穴水まで行ったとしても、結局輪島までのバスに乗る必要がでてくるので、乗り継ぎの時間が多く取られたりと、へたしたら5−6時間コースになりそうです。。
下のように朝始発のかがり火で行ったとして、4時間はかかってしまいます。私の場合、GWに行きたかったのですが、この頃の千枚田はまだ水を張ったくらいの状態で、まだ植え付けもしているかする途中くらいなので、青々とした風景は見られなさそうです。日帰りでは厳しいです。夕方などは反射して綺麗なようですが、日帰りで電車+バスだと1日がかりになりきびしそうです。
4/29(土) 8:56 - (12:46) 3時間50分 乗換3回 4,330円 -------------------- [ 4/29] 8:56発 金沢 5番線発[当駅始発] 能登かがり火1号(和倉温泉行) 乗車:52分 運賃:和倉温泉まで1,440円 自由席:七尾まで960円 9:48着 七尾 ▼歩き3分 ホーム42分 10:33発 七尾 [当駅始発] 七尾線(穴水行) 乗車:6分 10:39着 和倉温泉 ▼降車不要 10:39発 和倉温泉 のと鉄道(穴水行) 乗車:38分 運賃:穴水まで690円 11:17着 穴水 ▼歩き4分 待ち4分 11:25発 穴水駅前 [北鉄奥能登バス]穴水輪島線(輪島駅前行) 乗車:39分 運賃:輪島駅前まで760円 12:04着 輪島駅前 ▼歩き2分 待ち19分 12:25発 輪島駅前 3番のりば発 [北鉄奥能登バス]町野線(能登町役場前行) 乗車:18分 運賃:白米千枚田まで480円 12:43着 白米千枚田 (12:43)発 白米千枚田 徒歩 3分 (12:46)着 白米千枚田 ジョルダン乗換案内
のと鉄道のお得な切符
土日祝日限定で「のと鉄道」普通列車が1日乗り放題になる切符があります。その名も「つこうてくだしフリーきっぷ」です。
徒歩やレンタサイクルで行ける場所にある近隣観光施設の優待割引券付きです。
七尾から穴水までが850円はするので、往復される方は是非利用してみましょう。
料金
大人1,000円(小人500円)
販売箇所
穴水駅、能登中島駅、田鶴浜駅、七尾駅(のと鉄道係員)、 のと鉄道車内乗務員
利用できる日
土日祝日または年末年始(12/29~1/3)のうち、指定した1日