国宝や文化財を観光目的にしよう

観光地などで、「こちらは国宝の〜です」と聞けば「おお〜」と興味を持ってしまう威力のある「国宝」というフレーズ。文化財保護法に基づき重要なものが指定されています。

また、国宝以外にも重要文化財、史跡、名勝(特別名勝)、天然記念物等などが文化財として登録され国民的財産とされています。ぜひ旅の目的地として盛り込んでみてはいかがでしょうか。

文化財のいろいろ

よく分かりづらい文化財。重要文化財や登録有形文化財みたいな言葉はよく聞きますが、実はこんなに文化財の種類があります。

文化遺産を検索しよう!

文化庁はこんな便利なデータベースを用意してくれています。

文化遺産データベース
国宝、重要文化財など国指定文化財等をはじめとした文化遺産に関するものはこちらを利用しましょう。写真画像のない作品も含め、文化遺産オンラインに収録されたすべてのデータを検索・閲覧できます。

国指定文化財等データベース
文化財等の情報はこちらから検索してみましょう。「名称」「分類」「都道府県」「指定等区分」「所有者」「時代」「地図」等で検索することができます。
検索条件を指定しなくても、文化財分類ごとに分類別・都道府県別で文化財の情報を閲覧することもできます。

文化財デジタルコンテンツ
日本の国宝・重要文化財等の文化財などの高精細な動画・静止画素材をダウンロードすることができます。

Japan サーチ
デジタルアーカイブを探したりダウンロードやSNSで共有することができます。

伝統的建造物群保存地区

文化庁が定める「伝統的建造物群保存地区」は、国の文化財の一種です。城下町、宿場町、門前町などの歴史的な集落や町並みを保存する目的で登録されます。昭和50年の文化財保護法の改正によって始まりました。

全国各地にあるので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

重要伝統的建造物群保存地区一覧(PDF)

世界文化遺産も

文化財の中から、日本を代表する「顕著な普遍的価値を有するもの」をユネスコに推薦しています。その後審査を通り認められれば世界文化遺産に登録されるというわけです。

 世界遺産条約は1972年にユネスコで採択され、2021年7月現在、194か国が締結しています。—–各国は、国際的な観点から価値があると考える自国の遺産を推薦し、諮問機関による学術的な審査を経て21か国で構成される世界遺産委員会において価値や保存管理体制が認められれば登録が決定されます。

世界遺産について 文化遺産オンラインー文化庁が運営する我が国の文化遺産についてのポータルサイト