Petal Pushersというお店でのフラワーアレンジメントのドキュメンタリー動画を見ました。(Amazon プライムビデオのこれです。)
実際のアレンジメントしたお花はこちら。
とっても綺麗〜
ブーケだけでなくて、会場や食卓の飾りなんか、とにかく花で飾り付けをお願いするとオリジナルで作ってくれます。
ビデオでは、ブティックのショーウィンドウのマネキンが着る服に生花を付けたりもしていました。
もくじ
こういう職はロボットに奪われない!
とにかく、クリエイティブ。想像力が存分に使われています。
こういう職業は、ロボットに負けないと思いました。
見た瞬間そう思ったのですが、本当にそう言えるのか、検証する為にも理由を言葉にしてみます(笑)。
マニュアル化できる物はロボットの領域
ある程度、いくつかの素晴らしいフラワーアレンジメントのパターンをマニュアル化し、ロボットの脳に登録することで似たようなのは作れるでしょう。
芸術的な物はロボットには無理だとは言えなくなってきています。
最近では絵を描くロボットすら現れています。
このe-Davidは自画像を描いてるんですよ!
すごいです。
こういう、見たままの像をそのまま精巧に描くのって、マニュアル化、記録化して描けばいいので、ロボットが得意そうですもんね。
よく「ロボットに取って代わられる仕事、そうでない仕事は何か?」が話題になりますが、つまりはこういった素敵なフラワーアレンジメント(結果、成果物)ができるかどうかに焦点を当ててもダメだと思います。
ロボットが作った成果物と、人間が作った成果物を見比べて、どっちが素敵かなんてプロじゃないとおそらくわからないと思うからです。
少なくとも私は分からないと思います。
なぜなら私は、例えば今回で言えばフラワーアレンジメントをやったこともなく、どれが正解かもわからず、パッと見、綺麗であればそれは素敵なものだと感じるし、もちろん自分の好みもあります、好きな方を上手いと感じるでしょう。
だから、両者の成果物だけを見てどちらがどちらだと判断つかないし、そこだけ考えると、ロボットにその仕事は取られる可能性があると言えます。
それでもこれはロボットには真似ができないなぁと思ったポイントがあります。
それは例えばやっている過程の思考回路です。
イメージとしてはこんな風に。
「今日はバラが美しい、このバラの中でもこのバラが美しい!そしてこのバラ!特にこの花びらのここの部分をちょっと今日は変えてみよう。」
このとっさの判断これはすべてこの人オリジナルの考えです。
この部分ができる人、それこそがロボットにとって変われない能力を持った人だと思います。
気持ちをプラスした行動力
話をこのフラワーアレンジメントのビデオに戻します。
話の中で、バレンタインデーの日に彼氏が彼女に思いを込めたプレゼントをすると言うシーンがありました。
もちろんプレゼントはフラワーアレンジメント。
バレンタインデーの日の夜、彼女に渡したはずのフラワーアレンジメントを持って彼氏が再び店内に現れました。
なんと、素敵なプレゼントを返金してと彼女に言われたということでした。
その彼女は、とても素敵なお花だし気に入っている、だけどこんなに高いお金をかけるなんてもったいないという理由のようでした。
オーナーは外で待っている彼女を連れて来るように言って、彼女も店の中に入ってきました。
先にあげた返金の理由を聞いたオーナーは、即座に返金処理を他のメンバーに指示し、お花は彼女にプレゼントすると言って、結局お金は払わなくて彼女はお花を受け取る事になります。
もちろんその彼女はそんなばつの悪いことできないといった様子でしたが、オーナーとしてもやはりこれはその彼女のためにその彼氏が作った花だから、彼女にしか渡せないものだとわかっていたからこそ渡したんだと思います。
バレンタインデーの夜という事、またその彼女がお花を気に入っていると言う事、返品された花の処分の発生、そういった条件だけでなく、彼氏の彼女への想いを知っていて、何よりもこのオーナーが彼氏に対して、心を動かされたんだと思います。
かわいそうだなと。
そして、悔しくもあったんだと思います。
自分が思いを込めて作ったものが返品されるこの状況に対して悲しく思ったのでしょう。
もしかしたら、同じ同性として女性の気持ちも理解できなくもなく、それも仕方ないなと思ったかもしれません。
感情が動くかどうかそしてその感情が行動に影響し、それを行動に移すかどうかを判断する、それはやはり人にしかできないことではないかなと思います。
♡おまけ
ロボットと話それてしまうけど、男性のプレゼントに対して、女性は時に現実的になって、「〇〇にお金をかけるなんてもったいない!」とかそういうようなことを言ってしまいがち。でも、そこには「純粋な男性の思いが込められている」んですよね。それを忘れずにしたいなと、このビデオを見て思いました。