海外旅行に慣れてきた頃、1人で自由に旅行してみたいなと思うことありますよね。
ですが、英語に自信がない場合に楽しめるのか、そもそも怖くないのか、不安になります。私も最初そう思っていて、なかなか実行できずにいました。
もくじ
一人旅にまつわる不安
そもそも一人旅は国内でもやったことがありませんでした。お店に入ってひとりで食べること自体、あまり好きではなく、いつも馴染みのカフェレストランに行くくらいなのに、旅行先でひとりで食べるとなると楽しくないどころか、希望のものをちゃんと注文できるのか？などと一々気になってしまいます。
海外旅行で一人で一体何して楽しめるのか。
まったく知らない国で1日過ごすだけで日常とは違った日を過ごせます。もしほとんど英語ができなければ、例えばお菓子一個を買うだけでも楽しいわけです。ちょっと店員さんに英語で「チョコレートどこにありますか？」とか「ここは今どこですか？」とか聞くだけでもかなり緊張します。
それを実行してもいいし、何も英語を使えなくてしょぼんと過ごしてもいいんです。何かしら自分と対話することがとても後から思い出になります。
コミュニケーションが不安
事前に現地の言語や簡単なフレーズを学んだり、翻訳アプリを活用すること対応しましょう。
例えば私の場合は、午前中に現地に着く飛行機だったので、ホテルにバックを預けて行動したいなという希望がありました。そこでそれだけは絶対に覚えるぞと決めました。どれか一つでもいいので、覚えておくと使う機会もできて自信がつきますよ。
バッグを預かってもらえませんか？「Can you keep my bag?」
ここで、「Couldの方がていねいなのかとか、他にも丁寧な言い回しがあるぞ、どうしよう」みたいに思うことがあっても、簡単なフレーズを覚えておくことをお勧めします。私はこの文章だけは、メモ紙にして持っていきました。
実際にサラッと言えるまでそのフレーズだけでも言えるようにしておくといいです。こんなことでも言えた時は感動ものです。最悪の場合はメモを渡せばいいですし、怖がらずに会話してみましょう。
むしろ、それだけは絶対に言うぞと決めて旅行に行きました。
ちなみに、その時の様子や、１人で寂しい気持ちになった時をそのままエッセイにしてみました。
同じように、1人旅への不安を抱いている方にがなんとなくでもイメージがついて、「自分でも行ってみたい」「行けそうだ！」という風に思ってもらえたら嬉しいです。
盗難や危険な場所などに行ってしまうことが不安
必ず現地の治安情報を調べておきましょう。命あってこその旅です。
「カフェでパソコンを置いたまま席をたっても盗る人はいない、ポケットに財布をさしていてもスられない日本」と違って、かなり慎重に行動することをお勧めします。
特に一人旅だとポケットから何か出している時など自分の目が届かないこともあるので、例えば駅員さんやデパートの店員さんがいる近くで物を探すとか、安全そうな場所を選んでください。ぼーっと歩いたり、ガイド本をゆっくり広げて道中で立つのは旅初心者とすぐにバレてしまいます。リュックやウエストポーチのファスナーに手を置いておくだけでも、私は気をつけてますよ！というアピールになって狙われにくくなるようです。
カフェなどで離席する際は、必ず身の回りの大切なものを置きっぱなしにしないなどしっかりと自分で守りましょう。また、友人や家族など信頼できる人に旅行のスケジュールを伝えておくのも大事です。
心の支えとして
地球の歩き方をこまなく呼んでおきましょう。特に交通の種類や治安が悪いところなどのページをしっかりと把握しておきます。また、外務省のページも事前に確認しときましょう。
日本大使館の場所（外務省の在外公館リスト）も把握しておくといいと思います。パスポートもコピーしておきましょう。私は、日本の企業が入っているビルもメモしておきました。例えばHISやJTBなどは外国に支店がありますので、万が一トラブルにあった際は日本語が通じる人いるであろう可能性が高い場所を知っておくのは安心感があります。
交通手段が不安。どうやって移動すればいいのかわからない
事前にその都市の交通手段がいくつあるか、（電車とバスしかないのか、タクシーは観光者に安全なのかなど）を調べましょう。
行きたい場所がある場合は、GoogleMapでルートを調べておくことがお勧めです。ストリートビューを使って人が多いところなのかどうかも確認しておくといいです。
また移動時間は日本よりもかなり余裕を持ってスケジュールを組みましょう。遅延も多い上に、ストがあった場合はとまってしまうこともあります。他に行けるルートも必ず調べておいた方がいいですよ。
海外は日本よりもフリーWi-Fiが多いです。スタバなど普段から知っているカフェや、駅など信頼できそうな場所では利用するか、海外でもスマホを使える状態にしておくとかなり安心感があります。
私の場合、冒険らしくしたかったのと、スマホ代かかるのが嫌だったので、地球の歩き方についている別紙の地図を切り取って持ち歩いていましたが、「安全」はお金をかけるほど確保できるのが海外です。
ホテルを選ぶ際も、残念ながらあまりにも安いところは治安が悪かったりするので要注意です。
ホテル・飛行機の手配が不安
もしちゃんとそこに着けるか、泊まれるかとても不安な場合は旅行代理店に依頼することで、手間やストレスを軽減することができます。ただ、私は自分で手配することをお勧めします。自分で調達すると、必ず公式のページを読もうとする機会がでてきます。そうすることで英語をなんとか読もうという意識になって、英語を勉強するキッカケになります。
一人旅だと孤独を感じたりして楽しめないかもと不安
この不安に関してだけある人はぜひチャレンジして欲しいと思います。一人旅は時々ポツンとひとりぼっちの気分になることも多いです。ですが、そういった時間を過ごしていると、自然に「自分と対話する」ように旅ができるようになります。
やってみたいけど不安で躊躇っている人ほど、海外一人旅をしてみることをおすすめします。本当に恐怖を感じるほど不安でもなく、「行けるかなぁ」「でも、面白いのかな」「でも行ってみたいな」「でも、英語できないしな」みたいな人は、50%くらいの気持ちにちょっとでも一人旅がプラスになる情報を探そうとしている状態なのかなと、過去の自分を振り返ってそう思います。
不安を乗り越えたらめちゃくちゃ楽しい
それを実行するということは、その躊躇した分だけそれを乗り越えたということになります。英語が通じなくて美味しいものが食べられなくても、帰ってきた時に冒険をした気分になれるます。一人でも多くの人がそういったプチ冒険を楽しんでくれたら良いなと思います。ただし、命とパスポートだけはしっかりと守るように注意してください。
まったくどこから手をつけたらいいかわからない場合は、はじめに情報収集や比較検討としてツアー会社に相談してみてもいいと思いますよ。その上で大体の場所が分かったら、その付近にあるホテルを自分で探してみましょう。
英語ができない一人旅におすすめな場所はトロント！
英語ができない一人旅おすすめの場所
ずばりカナダのトロントです。「初めての一人旅」を経験できるのは人生で一度しかないので、他の場所と比較はできませんが、私はトロントを初めての一人旅に選んで本当に良かったと思っています。
英語初心者に優しい
英語留学でも人気のカナダは、街にたくさんの留学生がいます。もちろん英語初心者の人が留学に来るので、話せない人がたくさんいるわけです。街の人たちはそんな初心者の英語に慣れており、ゆっくりと話してくれたり、こちらが話すのをイライラせずに待ってくれます。
実際に私も街歩きの途中や、お店の人と少し会話をする機会がありましたが、とても親切でした。
人種のるつぼ
トロントの街は、移民が多く住んでいます。中華街のような移民たちの街（エスニックタウン）がたくさんあります。リトル・イタリーやリトル・ジャマイカ、リトル・インディア、コリアタウン、グリークタウン、ポルトガル・ビレッジ、ポーリッシュタウン（東欧系）、ジューイッシュ・ネイバーフッズ（ユダヤ系）、ケンジントンマーケットなどです。
そのため、「自分が日本人で英語が話せない」みたいな孤立した雰囲気がないです。
ナイアガラにも行ける
観光地といえば、CNタワーの他にちょっと足を伸ばしてナイアガラの滝まで行くことも可能です。
ちょっと離れているので丸一日は使ってしまいますが、HISやベルトラ（Veltra)、JTBなどで、トロント発のナイアガラツアーが出ています。日本語ツアーや英語ツアーそれぞれありますが、日本語でホテルに迎えにきてもらえるプランであれば、その日１日は英語ができなくてめげそうでも途端に日本人だらけの中に溶け込めます。
私の場合は、不安だったのでこのツアーに参加して１日を過ごしてみました。
一人で行こうとするとめちゃくちゃ調べる
誰も頼りにしないで海外に行くとなると、不安な分だけものすごくその土地のことを調べたくなりますね。自分だけが頼りだ！という気持ちが、旅の準備をするエネルギーに変わります。この莫大なエネルギーによって旅行前も楽しいですし、ちょっと調べてその土地を知ることで、少しずつ「行けるかもしれない」という自信に変わります。
もし、まだ勇気が出ない方はちょっとずつでもその土地のことを調べてみるといいかもしれません。
文化や習慣の違いについて知っておくことでトラブル回避ができるし、より旅に深みがでますよ。
それでは、楽しい旅をおすごしください！
