北海道銘菓:天狗堂宝船の日本一きびだんご

駄菓子コーナーに売っていた「天狗堂宝船」の「日本一きびだんご」は、赤い包装紙で北海道銘菓キビダンボと書かれています。4個入りが1袋になって150円くらいで購入できました。このきびだんごが一番好きで、このきびだんごにハマった理由でもあるお菓子です。

袋の中に4本入っています

渋いイラストの桃太郎が書いてあり、赤い紙で1本ずつ包まれています。

包装を開けると

薄い紙を破って開けると、オブラートに包まれたきびだんごが現れます。しっかりとオブラートがついているタイプで周りの紙にはひっつかずさらさらしています。

パクパク食べられる

もともとキビ粉が入ったきび団子やきな粉餅みたいな素朴なお菓子が好きで、駄菓子屋さんで見かけた時に、ずっと気にはなっていたけどそもそも見た目がきび団子じゃないし、材料をみると明らかに団子じゃないさそうなので、かうのを躊躇していました。

食べてみると案の定いわゆるきび団子ではないのですが、別のものとしてとっても美味しいです。
硬いような柔いような食感が美味しさの秘密か、何枚かでもいけちゃう感じです。3ミリ前後の厚みも丁度いいです。

形も厚さもランダムに押し固めてあるので不揃いです。

材料

水飴(国内製造)、砂糖、小麦粉、もち粉、あん、オブラート/炭酸Ca、(一部に小麦・大豆を含む)
賞味期限:製造日より180日

北海道銘菓「きびだんご」:名前の由来

「北海道銘菓」として道民に親しまれてきたこの「きびだんご」は、北海道開拓にあたった屯田兵の携帯食に由来していて、日持ちと腹持ちの良さから災害時用の非常食として重宝されてきたといいます。

開拓当時の助け合いの精神に加え関東大震災復興の願い(*)が込められているそうです。

この名前は【事が起きる前に備え、団結して助け合う】から「起備団合」として発売されました。

天狗堂宝船公式ページ:北海道銘菓「きびだんご」:名前の由来

(*)「きびだんご」が誕生した大正12年に起こった

株式会社 天狗堂宝船

株式会社 天狗堂宝船は北海道亀田郡(函館の上らへんに位置する)にある会社で、元々は函館で昭和28年にカステラ製造から創業を開始し、昭和48年から「きびだんご」を製造開始しました。

可愛い桃太郎のイラスト版や一口サイズも

個包装のパッケージや一口サイズのものも別途売られています。個包装のものは白いパッケージに桃太郎のイラストが描かれていて「共親製菓」という愛知県のメーカーから似たものがありますが、こちらのイラストよりもちょっとやんわりした印象のものが天狗堂のものです。

さらに天狗堂のものでも個包装のタイプは、1本売りの「60きびだんご」と5本パックの「5本入きびだんご」とがあり、微妙にイラストが異なるのでわかりづらいです。間違えたくない場合は製造会社で判断しましょう。

というのも、食べてみると全然違うものだとわかります。「共親製菓」のものは記事にも書いてますが、「きな粉棒風」です。

元祖?

一口サイズのパッケージには元祖の文字があり、昭和48年からの歴史を感じます。
ただ、谷田製菓というメーカーが大正12年に「谷田の日本一起備団合」を作り出しているので、こちらの方が先なのでしょう。

カヌレとコラボ?

懐かしのお菓子がなんと洋風に変身していました。
「北海道二段階熟成カヌレ」の「メルカードスイーツまる(丸市岡田商店が運営)」と天狗堂がコラボし新感覚の洋風もちスイーツ「カヌレもち」というものだそうです。

CanuleMochi 北海道 カヌレ もち カヌレ風きびだんご カヌレ (2個セット)