金沢に2泊する際に、富山まで日帰りで行くことにし、高岡にある文化遺産の「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」に行ってみました。
車がなくても行ける場所にあるので電車旅の方にもオススメです。
もくじ
国宝
瑞龍寺は加賀二代藩主前田利長の菩提寺として建立されました。平成9年に山門、仏殿、法堂が国宝に指定されています。
また、総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が国の重要文化財に指定されていて、江戸初期の禅宗寺院建築として高く評価されています。
伽藍(がらん)配置図に、人の身体と照らし合わせた図が載っていて面白いです。
鎌倉時代広くもたらされた中国の寺院建築を模して建立されたもので、総門・山門・仏殿・法堂を一直線に配列し、左右に禅堂と大庫裏を置き、加えて四周を回廊で結ぶ伽藍構成になっています。
トイレの神様も祀られている
瑞龍寺にはトイレの神様として知られる「烏瑟沙摩明王 (うすさまみょうおう)-県指定重要文化財」が祀られています。東司(とうす:禅寺でいうトイレのこと)の守護神なので、本来は東司に祀られていましたが、250年前に東司を火事で消失したため現在では法堂に祀られています。烏瑟沙摩明王には世の不浄を焼き払うといったご利益があるそうです。
山門(さんもん)の両脇には金剛力士像
シンプルな総門をぬけると、華やかな山門が見えてきます。赤っぽい塗りの金剛力士像が両脇に飾られています。ちょっとだけ奈良の東大寺を思い出しました。
芝との融合がとても綺麗
ここの見所は芝生との融合ではないかというほど、綺麗に芝が両端に敷き詰められています。青い空に生えるグリーン、そこに厳かな寺があるといった雰囲気です。
ぜひ晴れた日にのんびりと訪れてみてはいかがでしょうか。
枯れた花の再利用 フラワーロス対策に参加
高岡に観光に行った日は、ちょうど「TOYAMA SMILE FLOWER CARPET 2023」という、チューリップ(富山の県花)でフラワーカーペットを創る市民参加型イベントが開催中でした。
このイベントに瑞龍寺も参加していて、本殿にむかう歩道のそばに赤と黄色のカーペットができていました。
※このイベントは「フラワーロスの削減と花農家の積極支援」に取り組むジャパン・フラワー・コーポレーションによりGWらへんの期間限定で開かれていました。
売店・茶屋
切符売り場のすぐそばに、自販機と麒麟茶屋があります。
アクセス
あいの風とやま鉄道「高岡駅」から徒歩10-15分で行けます。
改札口を出ると、案内板が出ていて、瑞龍寺口というのが右手にあるのがわかります。
瑞龍寺口を出ると看板が出ていて、そのまままっすぐ進んで八町通で右に曲がります。
八町通は、前田利長公の菩提寺である瑞龍寺とその墓所(前田利長公墓所)を東西に結ぶ参道で、沿道には、石燈籠が並び松並木と白い石畳が続いているのですぐにわかると思います。
その道のりが約八町(870m)あることから八丁道と呼ばれています。
画像:公式ページアクセス情報
新幹線の場合は「新高岡駅」より徒歩15分です。
〒933-0863
富山県高岡市関本町35
TEL 0766-22-0179