少々塩気のある落雁。これを餡子作りの砂糖の代わりにしてみたら、とろみもあって、むしろめちゃくちゃ美味しい餡子ができました。
干菓子に惹かれて買ってみたものの、「弘前の老舗:大阪屋の落雁「半蔀」」を購入し、食べて初めて「これは、落雁じゃ?!」と気づきます。
和三盆は好きだけど、落雁は苦手なのです。
しかもこんな高級落雁、どうしようかと思って一度はパン作りに一粒使ってみたのですが、どうしても勿体ない気がして使うのを躊躇いつつ、食べるのもできず、捨てるなんて勿体無いし、秋に買ったのにそんなこんなで年が明けてしまいます。
引き出しにいれて4ヶ月も温存
結局購入して4ヶ月も経ってしまいます。
ある日餡パンを作りたくなって小豆を炊こうと圧力鍋に設置したところ、砂糖の残りが大さじ一杯くらいしかないのに気づきます。
なんとか、ハチミツで代用しようかとも考えたのですが、小豆250gに対し、200gくらいは使うらしく、うちにある250gのミニハチミツはほとんど無くなってしまうことを考えると、何か他にないものかと思い、この落雁を思いつきました。せっかくの高級落雁は少し茶色っぽくなっていました。
問題は塩気
この落雁は塩気があるので、おそらく砂糖と同じ分量で使っていいわけがなく、かといってここで落雁で餡子を作ってみるということにすでにワクワクしてしまい、思い切って全部の量を投入しました。
落雁のリメイク餡子はトロミも塩気も効いててGOOD
実際はむしろまたこのレシピで作りたい!と思うほど美味しい餡子ができました。
落雁の性質上米粉が入っていて、トロミがつくし、ちょうどいい品の良さの甘みと塩気がとっても美味しい。
そのトロミのおかげか、気のせいか、黒ぐろと照りがあって高級和菓子に使う大納言小豆で作ったかのような美しさ(100円違ったので、迷って普通のにした)。