弘前の老舗:大阪屋の落雁「半蔀」

御用御菓子司「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」を食べてみました。

「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」
「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」

大阪屋の高級落雁

デパートの臨時販売みたいな場所で見つけたこの落雁。

といっても落雁と知らずに買ってしまいました。見本が展示してあったのですが、将棋のコマのような形で、固そうにもやわそうにもみえ、それでいて上品。

季節限定の干菓子

半蔀(はしとみ)という商品名の難しさもさることながら、季節の干菓子と記載があり、「干菓子ってなに?」と、干菓子(ひがし)を知らない私はよく分からない雰囲気が購買意欲に繋がり購入しました。

干菓子とは

干菓子(乾菓子)は和菓子のひとつ(他に生菓子、半生菓子)です。
漢字から見ての通り水分が少ない乾燥しているものを指し、水分は20%以下とされています。

干菓子のおもなものは、落雁の他に金平糖、お煎餅などがあります。硬い八ツ橋もそうで、確かに柔らかい方は生八ツ橋とよばれていますね。

開封するとさらに高級感が漂います・・・

金ピカの紋様がいかにもただのお菓子でない雰囲気を醸し出しています。

「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」
「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」

大阪屋だけど、大阪じゃなくて青森の弘前

紙箱の中に添えられていた黄金色の紙には「弘前の誇り 老舗の品位」とあります。

「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」
「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」

それもそのはず、大阪屋には長い歴史がありました。

寛永7年(1630)創業。祖先は豊臣家の家臣で、2代藩主 信枚公から御用菓子司を仰せつけられたお店。 
240年以上前からつくられている「竹流し」は上品なおいしさです。 

大阪屋ー弘前観光コンベンション協会

将棋の駒のような形をしたものが27個

9個が3段重ねになっています。
繊細なので粉が散りやすく、お皿を手元に用意しておいた方がいいでしょう。

「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」
「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」

季節もののうさぎの絵柄

秋限定のものなので、絵柄の中にはウサギもいました。かなり細かく描かれています。

「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」
「 大阪屋」の季節もののお干菓子「半蔀(はしとみ)」

やや塩気がある上品な味

原材料は砂糖(国内製造)、米粉、食塩、水飴だけでシンプルに作られています。
やや塩気のある甘みも優しめの品のいい落雁でした。

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