オーストラリア旅行に必要なETAの申請方法

オーストラリアに日本から3か月以内の観光又は商用の目的で滞在する場合は、査証は免除されますが、渡航前にオンラインで電子渡航認証(ETA)を受ける必要があります。

2023年7月時点では、申請者本人が申請を行う必要があり、以前のように旅行代理店などを通じてETA(電子渡航許可)を申請することはできません。

変更される場合があるので、必ず「外務省の海外安全ホームページ」の、オーストラリアの安全対策基礎データというタブの中に記載がある、「査証、出入国審査等」をよく読んでおきましょう。

申請の前に準備しておくもの

申請する際は下記が必要です。準備してから始めましょう。

パスポート 有効なパスポートかどうか確認しておく(期限が切れていないかなど)
eメールアドレス
クレジットカード

※スマホとパスポートはカバーをつけてる場合はカバーを外しておく必要があります。

また、顔の撮影もあります。この写真は、申請者がパスポートに表示されている人と同 一人物であることを確認するために使用されるもので、パスポートのスタイルに合った高品質の写真である必要があります。気になる方は顔まわりを整えておいたり、暗すぎる部屋での撮影はやめておきましょう。

明るい場所で、上からの直接照明をなるべく避けて無背景で撮影する必要があります。 眼鏡を着用できますが、厚いリムのある眼鏡は写真を撮るのが難しくなります。

後述していますが、旅行業界の方向けの操作アシスタント用として日本語ガイド(PDF)もあるので参考になると思います。

ETAの申請費用

申請サービス料として20オーストラリアドル /2023年7月現在

ETAの有効期限

ETAの有効期限は1年間です。期限内は1回の渡航で3か月以内の滞在が何度でも可能です。
飛行機のチケットを取る前にも申請自体はできますが、有効期限があるので確実に旅行が決定してから申請するほうが無駄がなくていいと思います。

アプリのダウンロードと日本語の操作方法

まず、ETAアプリを無料でダウンロードしましょう。
iPhonユーザーはApple Store(Apple)、AndroidユーザーはGoogle Playストア(Android)からダウンロードできます。

アプリは起動時から全て英語で行われます。
ステップバイステップガイドを参照して行いましょう。

英語が苦手な方は、ステップガイドのステップ2 の「Apply for the visaのshow steps」をクリックすると開かれる文章の下の方に、ツアー担当者向けの操作ガイド「Australian ETA app – Guidance notes for industry users (Japanese)」という日本語のものがありますので、これを参考にすると、何となく雰囲気が分かると思います。

写真撮影とパスポートの読み取り 

写真撮影とパスポートの読み取りについてはETAビデオガイドを見ておくとわかりやすいです。

「Taking a photo of yourself – Japanese Subtitles」という箇所が一番最初の日本語でのETA詳細ビデオです。日本語のものにはタイトルの末尾に「Japanese Subtitles」とついています。

困ったところ

パスポートのチップのスキャンが何回もエラーになりました。

ポイントとしては、パスポートの表紙の上半分にiPhoneを置いて上下にゆっくりと動かすと、iPhoneの画面上部に黄色いバーが出てくるので、そのバーが出たらiPhoneは動かさないこと。

黄色いバーが出るまでは読み取りが始まっていないので、上下にゆっくりスライドさせて、バーが出るのを探る感じです。

質問事項で困ったこと

1番困ったのが、次の質問でした。別名?って何?と思ったのですが、この質問は例えば結婚などで姓が変わっている人は、旧姓を入力するというもので、Yesを選択すると、名前を入力する画面と、その理由を選択する流れになります。

Alias

Is the applicant currently or has the applicant ever been known by any other name (e.g. alias)?

Has the applicant ever been known by any other name?

O Yes

O No

クレジット支払いで困ったところ

クレジットカードを入力する際に、cvv とpostalというものを入力します。

cvv/cvcはカード裏の3桁のコードなのですが、postalというのはアメリカなどで利用されている認証システムのためにクレジットカード会社の郵便番号を入力するようなのですが、日本で発行されたカードは確認ができないようです。

間違えると怖いので、Apple Payを利用して決算しました。

Apple PayはiPhoneにクレジットを登録して使えるというもので、手数料は特にかかりません。

補足:オーストラリアETAに関する詳細(日本語ページ)

外務省が参照するように勧めているのは、日本語で書かれた「在日オーストラリア大使館」のページです。こちらも読んでおきましょう。

ETA問い合わせ先:オーストラリア内務省グローバル・サービスセンター
URL:https://immi.homeaffairs.gov.au/help-support/contact-us/telephone
電話:+61 2 6196 0196 (日本語対応可能)

ETAに関する重要な情報

すべてのETA適格パスポート保有者は、オーストラリアのETAアプリを使用してETAを申請する必要があります。

ETASとETAの違い

ETAS(イータス)」とは、「ETA(短期旅行者用の入国ビザにあたる)」を取得するための「電子渡航認証システム」のことです。
以前ではこのシステムを利用して、ETAを取得する必要がありました。
その制度は2023年7月現在はアプリでのみ、個人でETA申請をする必要があります。

※ETAS(イータス)の正式名称は“ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM”と記載されサブクラス601とも呼ばれます。
略称として一般的に「イータス」と呼ばれていて、末尾の“SYSTEM”を省いてETA(イータ、イーティーエー)と呼ばれることもあり、オーストラリア政府移民局が委託している公式サイトでは“ETA”と表記されていたり、ややこしいです。