まるごと日光東武フリーパスで北千住から湯本温泉まで行ってみよう

日光地区の鉄道、バスが乗り降り自由の「まるごと日光東武フリーパス」または「デジタル中禅寺・奥日光フリーパス(4日間有効)」を使えば、都内から電車に乗って日光まで往復できて、日光ではバスが自由に利用できるので(フリーパス区間)、中禅寺温泉や湯元温泉などに宿泊して周辺を観光したい方におすすめです。

デジタル版と紙の切符がある

東武線駅等で購入可能な紙のフリーパスと、「NIKKO MaaSスマホのWEBページのみ表示可能)」から購入できるデジタル版の2つあります。
利用期間はいずれも4日間です。

デジタル版の方が価格が少し安く設定されています。
公式ページのお得な切符のページに両方記載があり、名称が微妙に違うのでややこしいですが、行ける場所は同じです。

鉄道の乗車券として

利用区間:発駅~下今市間の往復分 (下今市~東武日光・新藤原間は乗り降り自由)

今回のケースの場合、北千住から東武日光までの往復乗車券として利用できます。

バスの乗車券として

東武日光駅に着いてから、バスのフリー区間の乗車券として利用でき乗り降り自由です。
「湯本温泉」駅や「中禅寺温泉」駅、お猿さんや鹿さんのいる湖畔ひろば近くの「湖畔前」駅などが含まれています。

バスのフリー区間
JR日光、東武日光駅~湯元温泉・光徳温泉・霧降高原(冬季は霧降の滝まで)間
東武日光駅~清滝間
中禅寺温泉~立木観音前~半月山間(期間運行)
世界遺産めぐりバス:乗り降り自由 ※関東自動車の路線バスには乗れません

北千住から乗っても使えるの?

紙、デジタルどちらも料金表は、発駅から着駅までの記載となり、料金表には「北千住」の文字がないのですが、「浅草から東武日光」までのフリーパス料金となります。

電車とバスは同じチケット1枚見せるだけで乗車できます。
ずっと2枚握りしめて乗車していましたが、もう1枚でてくるのはフリー区間の案内用で見せる必要はありません。

まるごと日光東武フリーパス
まるごと日光東武フリーパス

特急券と組み合わせて使える

発駅から東部日光駅までの乗車券として使えるので、別途スペーシアやリバティなどの特急券を購入して乗ることもできます。
※SL大樹やスペーシアXなど特別な席を利用の場合はその券も必要になります。

北千住(浅草)から東武日光まで乗る場合の特急は、けごん、リバティけごん、スペーシアXという3つがあります。(2022年3月に「きりふり」は廃止)

「けごん」「リバティけごん」:特急券1,650円
「スペーシアX」:特急券(スタンダード席)1,940円
(23,9月末に確認)

湯本温泉まで電車とバスで行くならお得

バス代が意外とかかります。(東武バス料金・経路検索はこちら
湖畔前または湯本温泉まで行くとなると片道で1,950円かかるので、電車とバスで往復する方はフリーパスが断然お得です。

電車代:北千住(浅草)〜東武日光:1,393円X2=2,784円
バス代:日光(東武日光)駅〜湖畔前駅または湯本温泉駅:1,950円X2=3,900円

フリーパスを使う場合は(4月~11月利用)
・まるごと日光東武フリーパス:4,810円
・NIKKO MaaS:デジタル中禅寺・奥日光フリーパス(4日間有効):4500円

紙のチケットとの違いは?

会員登録が嫌でなければデジタル版の方がお得になっています。

料金は上記のようにデジタル版の方が310円安いです。(23,9月末確認)

公式ページに詳細が載っていなかったので、NIKKO MaaSの「よくある質問」に設置されたチャットボットに聞くと、回答してくれました。詳細は書かれていないので、その時期やパスの種類によって異なるのでしょう。

【Q】 従来のフリーパス(紙券)との違いはなんですか。
【A】 スマートフォンーつでご購入・ご使用が可能となっており、金額や一部内容についてより充実したものになっております。

NIKKO MaaSの「よくある質問」に設置されたチャットボットの回答

その他各施設や店舗で特典があるのですが、その特典が多い場合があるようです。
まるごと東武フリーパス特典一覧をみると内容が定期的に更新されているようなので、利用される際に確認した方がよさそうです。

個人的に気になったお店で一例をあげると、

日光人形焼みしまや」の見猿、聞か猿、言わ猿の可愛らしいお饅頭の値引き「三猿人形焼3個(通常450円→400円)」、三猿と椿5個入り(690円→640円) ※おひとりにつき5セットまで

という特典は、紙もデジタルも両方同じ特典でした。(23,9月末確認)

NIKKO MaaS:デジタル中禅寺・奥日光フリーパス(4日間有効)

NIKKO MaaSというスマートフォン専用サイトから「デジタル中禅寺・奥日光フリーパス(4日間有効)」を購入できます。
特にアプリのダウンロードなどは必要ないですが、購入時には会員登録をする必要があります。

紙の切符:まるごと日光東武フリーパス

まるごと日光東武フリーパスは、紙の切符で、デジタルと同じく4日間利用できます。
東武線各駅の駅窓口または主要駅の場合は自動券売機で購入します。

※東上線、押上、渡瀬、治良門橋、相老、赤城、野州大塚、板荷、下今市~東武日光・新藤原間の各駅および無人駅では発売していないので注意です。

その他、浅草駅旅行センター、東武トップツアーズ、近畿日本ツーリスト、日本旅行各支店でも購入できます。