欠けたティーカップの修復してみた

お気に入りのデイリーティーカップの1つ、HOYAの花型のティーカップが欠けてしまいました。
祖母がもっていたもので古いですが愛着があって、どうしたものかと思案していましたところ、本屋に「今日からはじめる 金継ぎStart Book」というものがあり、欠けた陶器を修復できることを知りました。

最初は「やってみよー!」と張り切っていたのですが、結局「ペベオ(Pebeo) 陶器用水性アクリル絵具 ポーセレン150」のみを使って修復してみました!

金継ぎは難しそうだから・・・

金継ぎは、漆(手が荒れるので手袋をする)を塗ったり、欠けていればパテのようなものを使って埋めてから塗るなど、本格的にやるのならしっかりグッズを揃える必要があるそうです。
初心者セットみたいなものだと、本漆でない合成漆(新うるしとかいてあったりする)を使っていたりしたり、微妙に含まれていないグッズがあったりと、どれを選んでいいか分かりませんでした。

それで色々考えた結果、結局欠けているといっても幸い口にするところではない位置なのと、ちょうど花びらみたいな縁の形なので、「触って怪我しない低度になればいいのでは??」という結論に達しました。

HOYAのティーカップ
HOYAのティーカップ

めざすは怪我しない低度に滑らかな触りごごち

取手を左に向けて口をつける部分と反対側なので、目立たないといえば目立たない場所。
だけど左手で持つこともあるし、欠けた部分はコレです。近くで見ると結構凹んでいますね。

ティーカップのカケ
ティーカップのカケ

上から見るとこんな感じです。内側はほとんど無事です。

ティーカップのカケ
上から見た欠け

そこで選んだのがこれ。絵の具メーカー「pebeo ペベオ」の「陶器用水性アクリル絵具 ポーセレン150 」の「マット 色 45ml パウダーホワイト120」です。購入時は知らなかったのですが、本体のシールにガラス金属にも利用可とあります。

ペベオ(Pebeo) 陶器用水性アクリル絵具 ポーセレン150 ディリューアント・薄め液
ペベオ(Pebeo) 陶器用水性アクリル絵具 ポーセレン150 マット 色 45ml パウダーホワイト120

pebeo ペベオ はどこのメーカー?

ペベオ社はフランスのマルセイユで設立されました。
1919年の当時は鉛から錆止め剤などの製品を作り出していて、その時使用していた原材料「酸化鉛」の化学式 PbO から社名 Pebeo になったそうです。

陶器用水性アクリル絵具 ポーセレン150とは

陶器用水性アクリル絵具 ポーセレン150は、家庭のオーブンで手軽に焼成できる、陶磁器用絵具シリーズです。

余熱をせずに、常温の状態で150℃のオーブンで35分間焼き付けるだけです。
焼付け前であれば、水やアルコールでの修正も可能です。

焼付け後は水洗いしても色落ちせず、APマーク*取得の人体に無害で安全な水性絵具です。

A. 絵具自体は水性無害(鉛、カドミウムが含まれていない)で人体には害はありませんが(人体に無害・安全だと認める*APマーク適合品)が、絵具は焼成後でもナイフ・フォークなどの鋭利なもの、また、歯があたって擦れ剥がれることもあり、口や食品があたる場所へのペイントは極力避けることをおすすめします。
*アメリカ合衆国のACMI(アメリカ画材、工芸材料協会)が行う、厳しい評価基準ASTMをクリアした画材・工芸材料だけに与えられます。

ペベオジャパン:陶器用水性アクリル絵具 ポーセレン150 Q. 口や食品の当たるところにペイントしても大丈夫ですか?

選んだポイント

  • 塗って家にあるオーブンで焼くだけの手軽さ
  • 焼成後は実用の食器として使用可できること。水で洗っても色落ちなし
  • 水性無害の絵具(人体に無害、安全だと認めるAPマーク適合品)
  • 焼成前なら水やアルコールで修正可能なこと
  • 手軽にAmazonで買える(すぐにやってみたい)
  • たった45mlなので、余っても置き場所に困らない
  • 色の種類が豊富

ペベオの公式オンラインショップでも購入できます。

つまようじで塗ってみる

絵の具は普段使っていないので筆がありません。筆を用意する代わりに爪楊枝でチョンチョンと塗ることにしました。

マット仕上がりのパウダーホワイトという色で、塗る前は牛乳やヨーグルトみたいな白い液体です。

ペベオ(Pebeo)の150
ペベオ(Pebeo)の150

1度塗りじゃほとんど厚みがでない

やはり絵の具なので、乾くと水分が蒸発して1度塗ったくらいでは厚みがでません。
ティーカップは傷というより欠けているので、ちょっとはふっくらとさせてみたいと思い、乾いてから塗り替えすを3回やってみました。油絵のように重ね塗りです。

完成

しっかり見るとわかってしまうのですが、飲む時は見えないしいい感じです。触った感じも滑らかになりました。

仕上がりの色は修正液みたいな感じが1番伝わるでしょうか。

ペベオ(Pebeo)でティーカップのカケを修正
ペベオ(Pebeo)でティーカップのカケを修正

ちなみにオーブンで焼いた後、何か変化があるのかと楽しみにしていましたが、焼く前との変化は全くありません(笑)。

外側はこんな感じです。ちょっとだけプクッとできました。やはり、絵の具なので立体感を持たせたい方には向かないと思いますが、気にならない場所に補強する感じなら十分アリかなと思います。
クリーム色の陶器なので写真でみるとまあまあ目立って見えますが、下手に似せた白よりは真っ白のほうがいいかなとこの色にしました。

ペベオ(Pebeo)でティーカップのカケを修正
ペベオ(Pebeo)でティーカップのカケを修正

絵の具なので鋭利なものがあたると剥がれる可能性があると記載がありましたが、スポンジなどで洗ったりする分には大丈夫でした。