長野県に旅するなら買っておきたいお菓子のお土産です。
もくじ
雷鳥の里
田中屋の商品「雷鳥の里(Amazonで見る)」。信州みやげの定番と言われています。和菓子と迷うところですが、欧風焼菓子と書いてあるので、洋菓子にいれてみます。長野県、松本の駅構内で手に入れました。
以前、勤めていた会社のお土産で食べた事があって、美味しいなぁーというのと、鳥の絵が記憶に残っていました。
ウエハースのような重なった硬いクッキーの間には、白いクリームが2層挟まっていて、この硬さと、なんとも言えない香ばしいかおりがめちゃくちゃ美味しいです。
箱の中には、鳥の切り絵のようなものが入っています。何だろうと思ったら、裏は真っ白で検品者の印鑑がついていました。ちゃんとした商品という印ですね。鳥のイメージもアピールできるし、こういうアイディアいいですよね。
箱の中は、ひとつずつ金の針金で結ばれた個包装です。ピカピカのホワイトパールの袋に、黒だけで描かれたイラストが映えています。
※今後個包装のパッケージが変わります。
雷鳥の里50年の節目を迎えるにあたり、環境に配慮した個包装にリニューアルすることになりました。
田中屋公式ページ
2022年春より順次新しい「雷鳥の里」が店頭に並ぶ予定です。
なぜ、雷鳥?
雷鳥は長野県の県鳥に指定されています。3,000m級の北アルプスに棲んでいて、冬は真っ白に、夏は茶色にと羽の色が変わります。そんな可愛らしい姿にひかれて作ったということです。
公式ページより
知人の画家・故関亂山(せきらんざん)氏が描いた雷鳥画を使っております。
氷河の昔よりひっそりと山岳に暮す愛らしい雷鳥のように、誰からも愛されるお菓子でありたいと願います。
雷鳥という商品名にしようとしたところ、すでに登録商標済みだったので、「雷鳥の里」としたそうです。
雷鳥の里 誕生はいつ?
昭和47年、1972年に誕生とあります。それが今も変わらない味で愛されているんですね。このまま味が変わらないといいなと思い記事を書いています(笑)
田中屋公式ページ
昭和47年、先代代表取締役 田中勝によって雷鳥の里は誕生しました。
長野県や大町市(黒部ダムの玄関口で北アルプスの麓にある)のシンボルである「雷鳥」をネーミングに取り入れ、和と洋が合わさった、当時では新しい味のお菓子を、製造業者と共に研究を重ね今の形に仕上げました。
その後(有)田中屋を設立し現在に至っております。
あずみ野 サラバンド
原料は
菓子の分類上は焼き菓子です。
クッキー、ビスケットとはちょっと違い、小麦粉を原料にした煎餅という位置付けです。サクサク感にそれがあらわれています。
サラバンド 発売は?
こちらはなんと、昭和45年 1970年 7月に発売されています。雷鳥の里よりも少なくとも1年は早くに発売されているんです。
こちらは小宮山製菓の商品で、関東のスーパーでも売っています。欧風という言い回しも味も雷鳥の里にそっくりで、これはどっちかが真似しているのか?!と思いドキドキしたまま、いまだ真実は分かりません。安曇野にある小宮山製菓から大町市にある田中屋までは車で25分の場所にあります。
しかし、八ツ橋や堂島ロールのようにどっちが先だと揉めることにはなっていないようです。むしろ、協力関係にあるのではないかという説がしっくりきます。
ちょっと高価な長野界隈にしかない土産菓子の雷鳥の里、手軽にコンビニやスーパーでも手に入るサラバンド。
きちんと住み分けしてかつ、相乗効果が出ているような気がするからです。かく言う私も、雷鳥の里に似ているかもしれないと思い、サラバンドを手にした経緯があります。
元々ウエハースには目がないのですが、ウエハースとは一見違うクッキー生地っぽく見えるところが気になりました。「欧風せんべい」とありますしね。
ビニール包装の上から覗き見ることができた白いクリームの層が、以前食べた雷鳥の里を思い出させたのです。ウエハースや薄いゴーフレット以外で、細長いクッキーっぽい生地が層になったものは他に思いつきません。
雷鳥の里とサラバンドどっちが美味しいか
あの香ばしい独特の香りがサラバンドにもあります。もうほとんど同じです。最初食べた時は「これだー!」と思いました。
思わずその時のエピソードを載せた旅エッセイを出版してしまったほどです。
ご興味ありましたらご覧いただけると、とても嬉しいです。
その後めちゃくちゃハマってしまい、なくなるとすぐ購入し、スーパーの在庫の回転率を狂わせてしまったかもしれません。
そして・・・飽きるほど食べました。
その後、数ヶ月してから長野に旅行に行きました。そして出逢った「雷鳥の里」。やっぱりめちゃくちゃ美味しいと思いました。
ややサラバンドより美味しい気がするのです。
何が違うかというと、食感がやや硬い?
あっという間に食べ終わり、手元に残ってない時に気づきました。そのちょっとした美味しさの違いは、横幅にあるのではないか?
食べてなくなっていたので、比較できませんでしたが、雷鳥の里はサラバンドより長さが短い分、太いのではないでしょうか。
一方のサラバンドは長くてやや細い、だからサクサクした感じが強いような気がします。
原因はともかく、サラバンドより雷鳥の里の方が硬い食感だと感じたのは間違いありません。
それで、今の私の記憶には雷鳥の里に軍配があがりますネ。(サラバンドほど飽きるほど食べてないからかもですが)