DMG森精機【6141】(銘柄分析:2022)

長期投資をメインに短期投資も対象に銘柄分析をやっていきたいと思います。今回はDMG森精機【6141】の銘柄分析をしたいと思います。
これは自分用に分析したものです。投資するかどうかの判断は自己責任でお願いしますm(_ _)m

会社概要

1948年設立、1979年上場。決算は12月
工作機械(マシニングセンタ、数値制御装置付旋盤及びその他の製品)の製造、販売で最大手。
TOBでドイツDMGを連結化し経営一体化。
2022年4月に製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するソフトウエア会社「WALC(ウォルク)」を設立、7月開所。

時価総額

2312億円。楽天証券の規模定義によると101位以上500位以下なので中型株に分類されます。まだまだ株価が上がる余地はありそうです。

株価

1836円(2022/11/18)単元株は100株ですので183,600円から購入可能。比較的購入しやすい金額だと思います。

PER(株価収益率:1株当たり利益)

20.01倍
この数字だけ見ると普通だと思います。

PEGレシオ

0.0倍
成長性が高いグロース銘柄に使う価値がある指標です。DMG森精機はプライム市場の株なので、指標にはしないでおこうと思います。数値だけみると一応割安。
PEGレシオはPERを中期的な成長率で割った値で、が1を下回ると割安。2を上回ると割高といわれています。

配当利回り

3.8%
結構高いと思います。わたしの場合3%超えると高いと判断しています。

流動比率

100.11%
100%を上まっているので安全性については問題ないと思います。

売上高の推移

DMG森精機の売上高の推移
売上高の推移

2020年若干失速しましたが、ほぼ右肩上がりで成長していますので良好だと思います。

EPS(1株当たりの純利益)の推移

DMG森精機のEPSの推移
EPSの推移


EPSからは、企業の「収益力」と「成長性」を読み取ることができます。
数値が高いほど収益力が高く、右肩上がりに成長しているのが望ましいです。
計算式はEPS=「当期純利益」÷「発行済株式総数」
少し凸凹ありますが、一応右肩あがりに成長していますので良好だと思います。

BPS(1株当たりの純資産)の推移

DMG森精機のBPSの推移
BPSの推移

BPSからは、企業の「安定性」を読み取ることができます。数値が高いほど安定しているとみなせます。
計算式はBPS=「純資産」÷「発行済株式総数」
良いと思います。自己資本比率も35.69%と高めなので、安定性に関してはクリアしていると思います。

ROE(自己資本利益率)の推移

DMG森精機のROEの推移
ROEの推移

ROEからは、企業が株主から集めた資本でどれだけの利益を出しているかを表す財務指標。毎年10%以上なら良好。もちろん数値が高い方が良いです。
計算式はROE=「当期純利益」÷「自己資本(純資産-新株予約権-少数株主持分)」×100
2020年、2021年に10%を下回ってるのは良くないですね。ただ直近では10%台になりそうなので、これからは期待できると思います。

ROA(総資産利益率)

1.9%ですので、普通ぐらいだと思います。
ROAからは、企業が株主から集めた資本でどれだけの利益を出しているかを表す財務指標。毎年5%以上なら良好。(業界によって異なる)
計算式はROA=「当期純利益」 ÷「 総資産」 ×100

PBR(株価純資産倍率:1株当たり純資産)

1.08倍ですので、普通といえます。
計算式はPBR=「株価」 ÷「1株当たり純資産」
低いほど割安、1を上回ると割高と言われています。

PSR(株価売上高倍率)

0.57倍ですので、割安かと思います。
PSRの目安としては、0.5倍以下だと株価が割安、20倍を超えると割高としています。
PSRからは、主にグロース銘柄の株価水準をはかる指標として使われています。
計算式はPSR=「株価」 ÷「1株当たりの売上高」 ×100

大株主

日本マスター信託口、日本カストディ信託口、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、自社従業員持株会、森雅彦など

まとめ

業績に関する各数値が今後の伸びしろを感じることができて良かったです。案件大型化で受注単価UP。営業益急拡大。DX推進のWALC設立。新卒初任給大幅引き上げなど、好材料が多くあるので、個人的にはかなり気になる優良銘柄と考えています。